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水面攻略

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風  
入着率  
決まり手  
 
このコーナーでは、日々熱い戦いを繰り広げる選手達の「走り」に大きく影響するボートレースとこなめの特性を調査した結果をまとめてみた。
   ボートレースを予想する上で重要な要素に、選手の実力やモーターの出来具合をあげるファンは多いだろう。しかし、ボートレースは水上の格闘技である事を忘れてはいけない。水面の変化が選手の走りに大きく影響するのだ。
 そう、選手は常に他の選手はもちろん、風や波といった自然とも戦っているのだ。ボートレースで最も重要なポイントとなるスタート、そしてスタートから第1ターンマークにかけての攻防とターン、ボートレースの勝敗の大半はここで決まる。だから選手はここを如何に速く攻めるかに全神経を集中するのだが、この時に「自然」が選手に与える影響は計り知れない。
レース情報に風向や風速、波高が表示されるのもそのためだ。

 具体的に説明すると、スタートラインに対して向い風の場合、アウトが有利とされている。なぜなら、コース取りをしたあとのスタート体系を見ると、インはスタートラインに近い位置からダッシュをつけ、アウトはスタートラインから離れた地点からダッシュをつけてスタートする(進入固定戦以外)。
 この時向い風だと、ダッシュの短いインはアウトに比べスタートラインから1マークにかけて加速が伸びず、長いダッシュをするアウト勢にスピード負けするのだ。
 また、ターンした後は逆に追い風になるため、スピードに乗ったターンをしたアウト勢はさらにスピードを加速できインを沈めることができるというわけである。
 スター トラインに対して追い風の時はその逆となり、インは短い距離で加速できるし、1マークではスピードに乗ったアウト勢は風に押し出される格好でターンが膨らみ気味になる。その結果インが有利となるわけだ。


 
風  
入着率  
決まり手  
 

 ではボートレースとこなめの風についてはどうだろうか?ボートレースとこなめはすぐ西側が伊勢湾になっており、季節を問わず比較的強い風が吹く。そのためプールの西側には高さ15mほどの防風ネットが立てられ風よけの役割をしている。これのおかげで風の影響が最小限にとどめられて水面も穏やかに保つことができている。
  風の傾向としては、夏は午後にもなると海側(西)から風が吹き始める。これはスタートラインに対して向い風だ。冬は北西の季節風が海を渡って吹き付ける。これもややスタンド方向からの向い風となる。地形条件からいっても1年を通して向い風が吹きやすいボートレース場なのだ。
ボートレースとこなめでのレースの予想には、この風はとても重要なアイテムだ。このあたりを予想に取り入れれば必勝間違いなし…かな。

 ボートレースとこなめ競走水面データ集


 
  コース別
入着率表
(09年12月~10年4月)
 
 

 
風  
入着率  
決まり手  
 
昨年(09年)11月のSG競艇王チャレンジカップを最後に、12月の第一節目から標準エンジンから減音エンジンに替わり、コース別入着率が大きく変化した。それまでは広大な水面を誇り、選手が思う存分に握って回るプールだが、全国レベルか、それ以上のインの強さを誇った。

ところが、行き足の延長で伸びが期待できる減音エンジンが導入されてからは1コースだけでなく、2コース勝率もダウン。変わってセンター勢の台頭が目を引くようになった。実際、データ表を見ても一目瞭然。特にダッシュ勢の中で一番内側にいる選手、いわゆるカドコースの勝率の伸びが顕著だ。そのカドになる確率が高い4コースの勝率は、12%台から18%台まで高くなっている。

  1 2 3 4 5 6
1着 34.7 16.4 17.1 18.6 10.6 3.9
2着 19.3 20.5 18.3 18.4 15.0 9.7
3着 14.2 17.8 18.6 19.1 15.7 15.7
4着 10.9 16.1 19.4 16.7 19.0 18.8
5着 11.4 14.5 13.6 14.9 21.6 24.5
6着 9.5 14.7 13.0 12.3 18.1 27.5

また、まくる選手をマークする形になる5コースの勝率がアップしているのも見逃せない。展開を突く差しで、バック最内を伸びて決着がつくレースが以前より多く見受けられるようになった。
結論をいえば、1コース絶対優位のプールから4、5コースの選手も十分に狙えるようになり、さらにスリリングなレースが期待できるようになったといえる。
 
  決まり手別
出現率表
(09年12月~10年4月)
 
 

 
風  
入着率  
決まり手  
 
決まり手 1 2 3 4 5 6
まくり 0 46 69 82 31 14 26.9%
逃げ 282 0 0 0 0 0 31.3%
差し 0 82 19 16 7 0 13.8%
抜き 24 16 20 22 9 1 10.2%
恵まれ 1 2 1 0 2 0 0.7%
つけまい 0 0 0 0 0 0 -
まくり差し 0 0 44 46 45 19 17.1%
合計 307 146 153 166 94 34 100%

ボートレースの醍醐味はスタートと1マークの攻防と言われているが、ここでは勝負がほぼ決まる1マークの決まり手に注目したい。全国のボートレース場でそれぞれプールの特性によって決まり手の出現率は違ってくる。
基本的に決まり手の種類は「逃げ」「まくり」「差し」の3種類。そのほかに「まくり差し」「恵まれ」「抜き」の決まり手はあるが、ここでは前記の3種類に絞ってボートレースとこなめでの決まり手を紹介しよう。

減音エンジンの導入でインの強さが緩和されて、以前よりさらに多彩な決まり手が見られるようになった。中で注目されるのが逃げで決まる勝率が低くなった分は、確実にまくりの勝率がアップしている点。その要因は減音エンジンの特性の一つでもあるスリットからの伸び足の差がはっきり現れることだ。以前ならまくり切るまでのレースは少なかったが、現在はスリットで艇のへ先がのぞいているとスロー勢を一気にまくり切るレースは珍しくなくなった。

また、ボートレースとこなめはその位置背景から一年を通してホームストレッチはダッシュ勢には優位といわれる向かい風が吹く。この風を味方にしてセンター勢が幅を利かして、まくりだけでなく差しも決まりやすくなった。
 

 さて、今回は風を中心にボートレースとこなめの特性を紹介しました。キャリアのある方なら当たり前の事ばかりかも知れませんが、敵を知り己を知れば百戦危うからず。
 選手を知ってボートレース場を知れば百戦百勝!ってことはないでしょうけど、確認の意味を込めてもう1度ボートレースとこなめについてより詳しく知ってもらうことはできたことと思います。これで予想が1ランクアップして的中率があがるといいですね~。

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